かくれんぼするもの このゆび たーかれ!! てなことを言いながら遊んだのは、もう○十年も前のことでした。 子どもの遊びは、それぞれの年代によって少しづつ違っていますし、当然、隣保が違うと遊びもちょっと違いました。つまり、遊び相手も違っていたのです。また、男の子と女の子では違うのですが、どうも女の子の遊びが何であったのか、はっきりしませんが推量も交えて・・・・。古市の子ども達は、こんな遊びをしていました。 全国共通の正式名称はわかりません
女の子は
不思議なことに、遊びには季節が関係していました。思い起こすと、春夏秋冬の季節にあわせた遊び方があったようです。
いたずら−その1− 隠れん坊をしているふりをして、みんなそのままどこかへ行ってしまう。鬼は必死になって探すのですが、誰ももういないのです。 いたずら−その2− 野道の草むらの草を結んでおく。通った人がひっくり返るの遠くから見ていて・・・。(ごめんなさい。もう時効?) 旅回りの芝居の一座が年に一度ほどやってきました。 赤城の山も今宵限りだーっ かわぇぇ子分のてめぇーたちとも 別れ別れになる門出だーっ ♪♪チャカ チャン チャカ チャン チャン チャン ・・・・♪♪ とチャンバラが始まるのですねぇ。 すると翌日から、村のガキどもは、竹を切ってきて、もう村中がチャンバラごっこになってしまうのです。おでこにコブが出来てもなんのその。みんな忠治になっりきっているんですから・・・。 芝居の余韻が冷めた頃、今度は映画がやってくるのです。 天下御免の向こう傷 早乙女主水之介と知っての狼藉かーっ ♪♪チャカ チャン チャカ チャン チャン チャン ・・・・♪♪ 翌日からしばらくの間は、村のガキどもはみんな早乙女主水之介になった気分になるのです。 鞍馬天狗に笛吹童子。風呂敷で覆面のまねごとをしたガキどもが、村の中を、あっちに走り、こっちに走り回るのですねぇ。 ケッー。もう一度やりてーっ。 夕暮れがくると子ども達は5〜6人のグループで、拍子木をたたきながら村の中を回りました。 火の用ォー心 マッチ一本火事の元ーォ!! チョーン チョーン 3年生ぐらいにならないと、このグループに入れてもらえないのです。どのグループに入れてもらうかが、子ども心に期待と不安を持たせていました。 天神祭のお供えは「市」をして競り売りしました。親ばかチャンリンなのでしょうが、定価の倍もの値段で買ってくれました。でも売り上げは上級生のものになり、下級生と女の子は指をくわえて見ていました。 発句なんぼーっ? 10円 12円 15円・・・・・・・ 夏の夜は過ぎて行くのでした。 夏休みの宿題に絵日記というのがありました。毎日書いている子と、夏休みの終わりになる頃にあわてて書く子もいました。でも、思い出せませんから、絵も文章も丸写しするのです。名前が変えてあるだけです。 今日は○○くんとセミ取りをしました。セミが10匹とれました。 もう一方の子の絵日記には 今日は△△くんとセミ取りをしました。セミが10匹とれました。 毎日一緒に遊んでいたのですから、まるきりウソではないのですねぇ。 |