ちょっとした工夫 


 金が無ければ頭を使って・・・・ 2007.6.2

 子どもたちの下校時に、何とか見守りをしたいなぁと考えていました。でも、今まで当番制で見守りを行う事はなかなか大変でした。

 老齢化が進んでいて、道筋に出て来ることも大変なのかも知れませんし、地元の子どもたちそのものが少ない事も一因かも知れません。

 でも、古市の町中は、他の地域の子どもたちの通学路でもあるのです。

 そこで、ふと思いついたのが「音楽を吹鳴すること」でした。公民館に放置してあった拡声器のアンプと、すでに2箇所に設置してあるスピーカー(4本)を上手く再利用することでした。

 中古のMDプレーヤーを手に入れ、週間タイマーで曜日毎に違う子どもたちの下校時刻に合わせて音楽を放送することにしました。

 6月2日から始めました。6月は「古時計」のオルゴール風の曲を放送しました。7月に入ってからは「夏は来ぬ」という曲が流れています。

 学校が夏休みに入ると、夕方5時に「夕焼け小焼け」を放送しようと準備しています。

 時間が来ると自動的にスイッチが入って放送してくれますので、道草を食いながら下校してくる子どもたちと、ぴったりとは合いませんが、「音楽が鳴ったら外に出て見守ってね」と何度も何度も回覧板を回しました。でも、あんまり出てくれない。(^^;)(^^;)(^^;) やるせない(*_*)


放送設備
神社の拝殿に移設したアンプの箱
放送設備の中味
蓋を開けるとタイマーやプレーヤーが
既存のスピーカー
村を見下ろす2本のスピーカー(もう一箇所ある)
帰ってきた子どもたち
帰ってきた子どもたち

曜 日 1回目 2回目 初夏の象徴 タチアオイ
夏は来ぬ♪♪
14:25
14:25 15:20
13:45 14:30
14:25
14:25 15:20



 掲示板ができた

 市役所などからたくさんポスターが送られてくるが、古市には掲示板がないのです。いや、厳密に言うと、「あったのです」が、腐ってしまって・・・・。

 今年の予算をたてる時に、「掲示板が欲しい」と思ったのですが、市販品は私たちの自治会では目を剥くほどに高額なのですねぇ。移転していった農協の支所に掲示板があるので、使わせてもらえないかと打診したのですが、既成事実になると・・・と、実現できませんでした。

 ふと、近所の建具屋さんで話をしていたら、リフォームで引き取られたアルミサッシの窓枠が、しかも計ったようにお誂え向きのがあったのです。

 「これ、タダで貰えへんやろか?

とおそるおそる聞いてみたら、

 「OK!!」

と快く承諾していただきました。

 早速有志でコンパネを使って箱を作り、ラッカーを塗って、ふれあいセンターの壁に設置しました。案外と廃物利用ですてきな掲示板が出来上がりました。底には押しピンが使える柔らかな材料を使っています。

 スピーカーシステムも掲示板も、有志の力を借りてできたのです。古市もまんざらではないなぁ。

 7月からは「パソコン教室」を始めています。詳しくは次回に紹介しようかと・・・・。
廃物利用の掲示板
廃物利用でできた掲示版